電力自由化学習会

「電力自由化が日本をどう変える? 私たちの選択」という竹村英明さんの学習会に参加しました。

今、電力というと東京電力から送電線を伝って届く火力発電、原子力発電を利用した電力を使用している家庭がほとんどだと思いが、今年4月から「電力自由化」が実現し、だれでもが、電気を創り出し、販売し、選ぶことができるようになります。

私は、原発は必要ないと考えていますので、「東京電力を選ばない」「原発を選ばない」ためにも、しっかり理解することが大切だと思っています。

これまでは、発電所、送電線などの設備投資、維持管理費、安定供給などのため、地域独占による競争の回避、総括原価方式による経営安定化、巨大設備による供給安定化をめざしていましたが、そういったことの「巨大なバックアップ」は、東日本大震災で「災害に弱い」ことが証明されました。

世界は、「発電」「送電」「小売の分離」のそれぞれの効率化をめざし改革をしています。その「改革」をしていないのは、OECD諸国の中で日本だけです。

日本が(東電が)使用している「総括原価方式」の中には、発電所、送電網の建設、維持費、小売りの事務費、電源対策費、原発の広報宣伝費、経済界・マスコミ対策、政治家ロビー費、高速増殖炉、再処理工場・・これらすべての費用が含まれています。そして、その3%が利益となります。 

あらゆる経費×3%=利益

とんでもないと思いませんか?分母は多きい方がいいんです!

今年4月からは、これまでの発送、配電、小売が自由化されます。しかし、当初計画通りのようにはならず、発送と小売りのみが分離され、送電についは、TEPCO送電が既存のまま引き継ぐことになっています。

気持ちは、オフグリッド(電力会社からの送電をつかわないこと、断ち切ること)して、自家発電したいところですが、マンションなのでいろいろ問題が生じてしまうので、とりあえず、再生可能エネルギーを使用している会社からの電力を使用したいと考えます。そうするためには、どんな電力会社があり、どうすればいいのか?というところです。

値段を取りますか? 環境をとりますか?

最近では、東京ガスやソフトバンクのコマーシャルが目立っていますね。でも、そこでまどわされないようにしないといけません。

料金体系など、様々な会社が手を挙げていますが、その会社のしようしている電力は、何から発電されたものなのかを確認してみてください。ほとんどが東京電力の電力を使用しています。「怪しい電気」がいっぱいです。

まずは、電力の確認をしてください。再生可能エネルギーを選びましょう!

また、他の電力会社を使用するためには、メーターの切り替えが必要です。来年の4月以降、電気の供給元を変える方は、優先的に設置が行われます。通電事業者が取り替え工事を行うということです。

電気料金について、再生可能エネルギーでの電力は、まだ安い!という段階ではないと思いますが、環境を考え、将来を見据えての選択をしたいと思います。

詳しくは下記をご覧ください。

足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ(足温ネット)

http://www.sokuon-net.org/

 

電力取引監視等委員会

http://www.emsc.meti.go.jp/