2026年江戸川区第1回定例会 ③戦争資料・証言等の保管体制について

戦争資料・証言等の保管体制」と展望について

昨年には、戦後80年という大きな節目を迎え江戸川区でも「東京大空襲江戸川区戦災犠牲者追悼式」「原爆犠牲者追悼式」「旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し」や「戦争展」が、例年以上に充実した形で開催されました。

また「原爆展」や「描かれた戦争の記憶展」、江戸川区郷土資料室での「日誌が語る学童疎開」は7月から10月にかけて開催されるなど、戦争の記憶を多角的に伝える取り組みが行われました。これらからは「戦争の記憶を風化させない」という強い意思を感じました。

しかし、戦争体験を直接語る事の出来る世代は高齢となり、直接伺える世代も今を生きる私たちが最後になるかもしれないという危機状態にあります。証言や遺品、手紙や日記、写真、行政文書などの資料こそが、後世への史実を伝える確かな証となります。

現在本区では「戦争中の様子を伝える資料・証言など」の募集を行っています。これまでに300点を超える資料が保存されており、江戸川区平和記念展示室ではそのうちの約100点を展示していると伺っています。

今後さらに資料が集まることを考えると、それをどこにどのような環境で保管するのか、劣化や散逸を防ぐための保存体制は充分なのか、展示のあり方をどのように発展させていくのか、また、来年度保存工事予定の江戸川区役所旧文書庫の保存と公開をどのようにしていくのかということが懸念されます。

資料の保管と公開は両輪であるべきです。

戦争の記憶は、展示こそ伝わり、学びとなり、平和への気づきとなると考えます。未来の子どもたちが、江戸川区の歴史として戦争を学び「二度と繰り返さない」という決意を持てる環境を整えることは、今を生きる私たちの責務であると考えます。

資料の保管環境の現状や今後どのように展示をしていくのかを質問しました。

 

今年の「東京大空襲戦災犠牲者追悼式」の会場には、戦災資料展が設営されており、これまで寄贈された遺品の品々が展示されていました。

 

また、ここ数年開放することのなかった「江戸川区役所旧文書庫」は、今年は入口から中を覗き見ることが出来ました。

今年江戸川区指定有形文化材に指定され、補強をしつつ保存していくことになりました。