文教委員会で初めての委員会質問
6月16日に開かれた文教委員会では、学校統廃合と体罰について質問をしました。
学校統廃合は、清新第二小と清新第三小については、昨年より「清新町合同会議」として、それぞれの学校長、PTA、地域のみなさんとともに話し合い、理解を得て進めているということでした。また、平井では、平井二小を平井南小に統合することでやはり話が進んでいます。他の地域、上一色、下小岩地域などの現状については「はっきりしたことは決まっていない」とのことでした。
学校は地域の財産であり、統廃合は、当該校に関係している人たちで一緒にすすめていくべきだと考えます。平井では、教育委員会が先に2校の統合を決定し、それを保護者に伝えることから始まり、清新町とは異なる進め方となりました。しかし、やはり初めから、アンケートやパブリックコメントの活用など、より多くの子どもたちや保護者、教職員、地域住民など、各校の関係者が参加できる仕組みが望ましいと考えます。
体罰については、都の教育委員会が5月21日に公表した2014年度の体罰実態調査では、62校のうち18校で体罰の程度が著しいとして具体例が公表され、この18校の中に江戸川区内の2校がありました。昨年も、文教委員会では、体罰が発覚したら、「事情聴取し、指導する」という指導室長の答弁がありましたが、今回の事例についてはどのように対処したのかを質問しました。 「個別に詳しく調査したわけではないが、あってはならないことと認識しており、ゼロに向けてやっていきたい」との、教育長の答弁がありました。
体罰について、昨年度は、江戸川区で小学校14校、中学校7校での体罰が報告されましたが、今回も「程度が著しい」として公表された2校の対処療法で終わるのではなく、区全体の問題として、現場の先生方の意見を聞くなど、体罰に至ってしまう原因を究明し、根本的に解決していくことを要望しました。