35周年の江戸川生活者ネットワーク

2025年 設立35周年を迎えました。

1991年の統一地方選に取り組み、はじめての議員を区議会に送り出してから私、伊藤ひとみで7人目の議員となっています。

生活者ネットワークの理念を掲げ、議会を中心に活動してきたことは、時間を積み重ね、私たちの実績になりました。

「一人一人の声を聴きたい」「多くの人が幸せに暮らせる社会にしなくちゃ」「だから、こうしたい!」「これ、変だと思う」「ちょっと生きづらい」「苦しいよ」等の声を拾いあげていき、調査し、さらにさらに話し合いを重ねて解決策を導き出す。そんな活動をネットの仲間と共に今後も続けていきたいと思います。

 

35周年を記念して講演会を行いました。

テーマは「わがまま」からはじまる「みんなのそれな!」

講師は富永京子さん、(立命館大学産業社会学部准教授)

人は、生まれた時から両親や環境なども含めて、すべて平等とは言えません。一人一人が「楽しい」とか「うれしい」といった幸せを感じるようになるには「これが必要!」を、小さなことから言う経験が大切と、富永先生はおっしゃいます。

しかし、この大切な思いを「わがまま」と考え、とらえてしまう社会があります。

その「わがまま」をみんなと話してみたら「実はおんなじ」だったということがあります。

「わがまま」をみんなの「それな!!」にするために話し合いをしていきましょう。という講演でした。

考えると、私たち生活者ネットワークは、富永先生のおっしゃる「わがまま」を35年間まとめてきたんだね?と合点が行きました。「わがまま」は、不平や不満ではなくて、「意見」なんですね。そこからいろんなことに発展して、「そうだよね!!」「そうだよ!」と広がって、私たちのパワーになっていくんです。

小さな「わがまま」から大きな「わがまま」どんなわがままも受け止めて、調査して、考えて、考えて、私たちのめざす豊かな社会を作っていきたいと思います。

富永先生、ありがとうございました。