第2回定例会では、発議案2本について反対しました

2023年　第2回定例会では、２７本の議案、任命同意、5本の発議案がありました。

その中で、下記の2本について反対しました。

 

発議案第7号　

「ゼロメートル地帯を広範囲に抱える江戸川区における流域治水対策を求める意見書」

　　賛成35（自民、公明、無会、立国、維新、岩田、五十嵐）

　　反対7（共産、ネれ）

国土交通大臣あてに提出する意見書です。

タイトルだけ読むと、反対するべき事案ではないように思えます。私たちは、この意見書にある、流域治水をすすめることで、下流部に位置する江戸川区が水害対策を推進していくことには、まったく異論はありません。流域治水に関しては、私たちもすすめるように提案してきました。しかし、この意見書では、江戸川区にすすめるように求めている事業のなかに「広域避難を推進するための高台まちづくり」が明記されています。「高台まちづくり」のなかには、例えば、篠崎公園地区でおこなわれている国の進める高規格堤防と江戸川区の土地区画整理事業、東京都の進める篠崎公園の高台化などが含まれています。私たちは、国の進める高規格堤防（スーパー堤防）事業については、住民の負担が大きいこと、かかる費用が莫大なこと、完成までに何百年もかかることなどから反対しています。

進めていくべき事業とそうではない事業とが玉石混交している意見書には賛成しかねることから反対をしました。

 

 

発議案第8号　「大規模水害時に被害を減少させるための対策を求める意見書」

賛成35（自民、公明、無会、立国、維新、岩田、五十嵐）

反対7（共産、ネれ）

こちらは東京都知事あてに出す意見書です。

発議案第7号と同様に、被害を減少させるための対策を求めることはぜひ行っていただきたいと考えますが、こちらにも「高台まちづくり」への支援が明記されています。よって、発議案7号と同様に反対をしました。