生活振興環境委員会報告 羽田空港機能強化・被災者住宅支援について
2016年度の最後の委員会がありました。
今回話し合われたのは、3点。
◎まずは「羽田空港強化」について、都内各地で行われている第3フェーズ説明会が、5月中に終了するということでしたのでこれまでも質問してきた、ミーティング型の説明会についての早期開催の依頼をしました。
先日、日曜日の晴れてはいたけれども雲の多い日がありました。船堀6丁目あたりの上空をお昼過ぎまで数本飛行機が飛んでいました。クーラーをつけても、気が付くくらいの音でした。沖縄では、海上に米軍の訓練機から部品が落ちたというニュースも入ったばかりです。
騒音はもちろん、予期せぬ落下物等からの安全確保について今後も注意をしていきます。
◎江戸川区は、23区の中でも避難者の受け入れの多い区です。今年3月末に住宅支援が打ち切られました。しかし江戸川区を選んでいる被災者の方について、何か今後も支援できることはないのか確認しました。
都内へ永住希望する方が増えてきている中で、区ではこれまで通りさくらホールと東部区民館に「こらっせえどがわ」というスペースを設け、福島民報の新聞や地域情報を提供していますが、回答は、情報を提供することで、地域との関わりを持っていただきたいというものでした。
都営住宅の申請書には、被災者用の用紙も加えられており、都としての配慮もみられますが、住まいは生活していくうえで、基礎となるものですから、引き続き、相談にのるという姿勢を被災者の方々に示し、「こらっせえどがわ」の今後の活用のあり方も含め、被災者によりそった支援を考え、工夫していくことを要望しました。
◎4月29日に帰還困難区域の浪江町で山火事が起こり、数日間収束できませんでした。ネット上では、除染のできていない森林が燃え、高濃度の放射性物質の飛散が心配されていました。福島県のホームページでは、現在周辺環境に影響が及んでいる事実は一切ないとしていました。
原発事故が、いまだ収束していないことを改めて思い知らされたできごとでした。福島第一原発の事故当時は、風や雨の影響があり、江戸川区内でもホットスポットがいくつかできたことは周知の事実です。その後、自主的に測定を続けている区民の方もいますが、今回の火災のように、予期せぬことが起こることもあります。区は測定器をもっているのですから、データとして把握するために、改めて放射能物質の測定を行うことを要望しました。
区からの 報告は下記の2点
①平成29年度「東京都人づくり・人材確保支援事業」の補助制度を活用して実施することになった「江戸川区若年者就職サポート事業」は、江戸川区で働くことの様々な魅力を若年求職者へ伝え、江戸川区内中小企業との就職マッチングを行うことで、若年求職者の就職及び区内中小企業の人材確保を一体的に実施することを目的とするもの。「ヤングほっとワークえどがわ」と連携し、求職者の開拓をする。
②船堀コミュニティ会館(旧勤労福祉会館)について
旧勤労福祉会館は、8月30日まで使用可能。8月31日、9月1日を全館休館とし、その後「船堀コミュニティ会館」がオープン。これまでの勤労福祉会館とは船堀街道を挟んで反対側、ダイエーの近く。
2017年度も引き続き、生活振興環境員会に所属が決まりました。
今後も、私たちの生活がより豊かさを感じられるよう、地球にやさしい持続可能な社会へと向かうよう、区の施策をチェックしていきます。