自治会の防災訓練に参加して
9月1日は、1925年(大正14)年に東京大震災があったことで、「防災の日」となっており、今年は8月30日から9月5日までが「防災週間」です。
防災の日に先駆けて私の自治会では、防災訓練が行われました。
葛西消防署の署員のかたが持参してくださったもの、自治会が用意しているものを用いて、消火器、布製のタンカー、AEDの使い方、そして通報時の注意などをお話くださいました。
消火器は、まず「火事だ!」と叫び周囲に知らせ、消火器を置き、栓をはずして片方の手でホースを下方に向けて、もう片方の手でレバーを握り消火を行います。訓練用では水が出るようになっており、火の絵に向かって行いました。実際には薬剤が30秒ほど噴霧されるということです。
布製の担架は、3人が1組となって行いました。①1人は、かけ声をかけて3人をまとめる人、あとの2人が前後で担架を担ぐ人。②けが人・病人の隣に担架を置き、頭部側の人は病人の腕をまず組ませてから、自分の腕を脇の下から自分の腕も組ませ、足部の人はそのまま足をもち、3人目の人が腰部あたりに腕を滑り込ませ、「1.2.3」の号令で担架に乗せる。③担架に乗せたら、ベルトをきちんとはめて、腕や体が落ちないように固定する。④「1.2.3」と号令をかけ、立ち上がり、足部の人は手を持ち替えて向きを変える。⑤移動するときもリーダーとなる人が声をかけ、担架が乱れないように3人の息を合わせて行う。声をかけあうことが大切。
AEDも3人必要でした。① 声をかける「どうしました? 〇〇さん、わかりますか?」など、息をしているかの確認をしながら行う。周りの人に「2人お願いします」と呼びかける。② 1人は、救急車を呼んでもらう。③ AEDを持ってきてもらい、用意してもらう。④ この間、1分間に100回行うくらいの速さで、心臓マッサージを行う。⑤ AEDの用意をする。スタートボタンを押し、機械の指示通りに行う。⑥ 繰り返し行い救急車を待つ。
※119番に電話をすると東京都のコールセンターにかかり、まずは「消防ですか」「救急ですか」と聞かれるので、どちらかをはっきり言う。
※住所をいう時は、江戸川区東小松川3丁目35の13番マンション名205号室というように、〇丁目△番という風に言った方が、わかりやすい。
※道路や住所がわからない場合は、おおよその住所や周りの建物を話す。
※火事の通報には、小火であっても消防車など十数台が出動する。
上記のような注意がありました。
今回は火事の際の避難訓練でした。ほかにも地震や水害の対策が必要です。江戸川区では、最低でも3日間くらいは、自分で生活できる用意をと促しています。
水、食料品、トイレグッズなど緊急持ち出し品などをチェックするよい機会です。
2015年9月には「東京防災」が各家庭に送付されていますが、今もまだ箱を開けていない人がいると聞きます。ぜひこの機会に黄色い「東京防災」を手に取り読んでみてください。役に立つことが満載です!そしてご家族で、災害が起きた時の家族の集合場所、避難先を決めておきましょう。各自携帯を持っているから安心と、過信は禁物です。3.11では、ひと時パンクして不通になっていました。
今回のマンションの自治会の防災訓練には、半数位の参加がありローリングストックのクッキーが参加者に配られました。参加できなくても、「避難完了しました」というプレート(マグネット)は、ドアの前に貼ってくださっており、気持ちを感じることができました。
実際の災害時には、避難は一番近い学校に避難することになっていますが、学校に行けなくても、「ここの自治体には何名避難している」という報告を学校にいれることで救援物資や情報の確保ができます。自治体で(マンションで)まとまるということは、とても大切なことだと思います。
訓練には参加して地域で顔の見える活動をしていきましょう!