「羽田空港のこれから」第4フェーズの説明会
2017年11月23日タワーホール船堀で、オープンハウス型の国土交通省航空局の説明会がありました。
前回より多くの説明員の人がおり、一人ひとりに説明していましたので、私も説明していただきました。
◎今回の説明会では、落下物の防止対策についの質問が多くあったそうです。その未然防止の対策として、国内外の航空会社に対し、適切な整備・点検を徹底するよう繰り返し指導すること、情報共有を徹底すること、空港管理者による新たなチェック体制を構築、検査の徹底などの基準を定め遵守するという事だそうです。この検査官には、国交省の専門の知識を持つ人が点検に当たるそうです。
◎北風時の朝の運用時間について、当初は6時から10時30分だったものを、7時から11時30分に1時間変更しました。これは、6時では1日の始まりの時間としては早すぎるという声があることからの変更だそうです。これについては、そうかもしれませんが、朝の登校・通勤に当たる時間、1日が始まる中での安全性は問われるのではないかと思いました。
◎飛行経路のブレ幅は300mといわれていることについては、目視誘導する地域、天候や機種、パイロットによっても異なるということでした。まだデータもないので、確かな情報としては答えられないということでした。高性能レーダーで誘導する地域はほとんどぶれないそうです。
◎航空管制官の労働環境は、1時間に10本の離着陸が増えても、ほとんど影響がないように整えているとは、おっしゃっていました。
◎羽田空港と都庁では、常時「羽田空港のこれから」という展示を行っているので、先日羽田空港の展示を見に行ってみなした。展示に一番近いであろうインフォメーションで場所を尋ねたのですが、「わからない」という返事があり、場所を探すのに苦労したということを担当の方にしたら、最近には、数か所に案内板を置いているという事でした。しかし「展示の状態からしても、なかなか探しにくい場所の踊り場にあり、見てくださいという気持ちは感じられなかった。」と伝えました。
こういったパネルを展示するオープンハウス型の説明会ではなく、ミーティングタイプの説明の要望をずっと出していますが、進展が見えません。これからも要望していきます。
※生活者ネットワークは、江戸川区だけの問題ではなく、東京、首都圏全体の問題と捉えており、観光政策とのマッチングばかりが優先され国民の安全より経済優先、国際競争力確保にあることは明らかである羽田空港の強化。そして羽田空港の一極化について、昨年9月には、東京・生活者ネットワークとしての「羽田空港増便・飛行ルート変更計画について撤回を求める意見書」を国土交通省に提出しています。