「LGBTについて考えてみません会」に参加しました

LGBTコミュニティ江戸川主催の「LGBTについてかんがえてみません  2018冬」に初めて参加しました。

ワークショップから参加しました。「セクシュアリティ」のグループです。

テーマは、「人前でいちゃいちゃするのをどう思うか? できるか?」でした。

手をつなぐことができる人、できない人両方いて、イチャイチャは限度もあるよね!と。皆で笑いながら、話は進みました。人前で手をつなぐことでじろじろ見られたりするのがイヤ。自分次第、自分がどう思うかにかかっている。やっぱり周りが気になる。といった意見が出ました。「私は、あまり気にしないかなあ」と発言しましたが、見てしまう側になってしまうので、自己紹介とともに、自分の体験を少しお話しました。

私は、高校3年生の夏休みにアメリカに行き、ホームステイをしました。その家の次男さんはすでに家を出ていて、週末だけ実家にもどるというような生活をされていて、週末帰ってきた時、初めて会った時に!「2番目の子でゲリーよ、ゲイなの」と紹介されました。

その時初めてゲイの人と会ったわけです。ゲリーは大学生だったように思います。「男の人を好きな人なんだ、そういう人もいるんだね」と思いました。日本に帰ってきてから、何年かして、サンフランシスコでレインボーパレードを行った、というニュースを見て、写っているかも?とよく見返したことを覚えています。さらに数年後の感謝祭の時にゲリーの家でのパーティーに呼ばれてパートナーさんとも会いました。とても話しやすく優しい方でした。

ここからは、その時話せなかった続きです。その夜、ゲリーのお母さんと少し話をしました。

「ゲリーがゲイだと知ってどう思ったの?」

「はじめは、とてもびっくりしたけど、そんな感じがしていたの。自分が理解するまで少し時間がかかったわね」「ゲリーとはね、いろんな話をするのよ。あの子が大好きなの」って。その先は、残念ながら私の語学力が足りずに話せませんでした。

そのあとは、全体トークに移り、各グループの発表や意見交換を行い、多方面に話が飛び、特にトランスジェンダーの人(FtoM※1)の話などは、気が付かないことでしたので、驚きと納得がありました。知ると知らないでは大違いですね!参加してよかったです。

私自身は、10代の時に同性を好きになる人がいることを教えられて、「そういう人もいるんだ」と認識したわけですが、きちんと真正面から教えてもらえたことで、ストンと納得できたのだと思います。その時に病気なの?と思わずに、そういう人もいる、と思えたのは、特別扱いではなく普通に教えてもらったというところにあるのかな?と思っています。性について、日本はまだまだ後進国です。どのような性指向や性自認※2であっても自身が気が付いたときに、一人で悩まずに相談できる体制、カミングアウトしなくても毎日の生活が困らないような社会が理想です。少しでも近づけるように社会に働きかけていきたいと思います。

 

※1:FtoM=Female to Male 女として生まれて男といて生きること

※2:性指向や性自認は、病気ではありません。1990年5月17日にWHO(世界保健機関)の精神疾患のリストから同性愛が削除されています。また、トランスジェンダーを2018年、今年6月に、病気から外しました。

https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/20/transgender-no-longer-mental-disorder_a_23464256/ HUFFPOST

http://emajapan.org/promssm/ssmqaa/qa10