2019年 新年に向けて

今年4月21日(日)に、統一地方選挙が行われます。

私、伊藤ひとみも2期目に挑戦いたします。

私の議員としての初めての本会議質問は、江戸川区の平和宣言を読むことから始まりました。

江戸川区は、1995(平成7)年に平和宣言をしているにも関わらず、区として平和に関する活動はほとんど行っていないことが分かったからです。

質問では、戦争を語り継ぐ語り部の育成と、江戸川区に残る300余りの遺品の常設展示を求めました。一緒に平和運動をしている人たちからの陳情もあり、小松川さくらホールに2018年3月10日、常設の「平和祈念展示室」がオープンしました。3月10日は東京大空襲の日です。江戸川・生活者ネットワークは、実行委員会の一員として、毎年、犠牲者のための追悼式に参加しています。みなさんも機会がありましたら、ぜひ、小松川さくらホールへいらしてください。

さらに、戦争体験者が高齢化していく中で、その声を記録し伝えていくことは、平和を守るうえでもとても重要です。引き続き、この語り部の育成を実現するために活動していきたいと思います。

また、教育の現場での人権教育として、LGBTの問題や性教育の問題について江戸川区の姿勢を質してきました。周囲の理解を進めていくためには、学校での教育が重要であるにもかかわらず、区は個人の問題ととらえ個別対応をしています。LGBTの問題はいじめに発展することもあります。現状の性教育では、自己肯定感も養われず、性を理解しないまま義務教育を終えることになってしまいます。

LGBTの人たちの成人式に出席したり、区内で活動しているLGBT団体の人たちと知り合ったことがきっかけで、ますますこの課題を再認識するようになりました。

私たちは、みなさんとともに活動し、意見交換しながら、議会での活動につなげています。1期目の経験を踏まえて、だれもがその人の望むように暮らせる社会をめざして、これからもみなさんとともに地域の課題に取り組んでいきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。