2019年6月 江戸川区議会定例会での質問 ③特別支援教室について

③特別支援教室での「音声教材」や「ユニバーサルフォント」について

学校のICT環境(文科省が公立学校で行っている情報活用能力の育成を図るための事業)の整備が進められており、紙の教科書の内容をタブレット端末などに取り込んだ児童・生徒用の「デジタル教科書」が4月から使えるようになりました。

こうした教育現場のICT化は、特別な配慮が必要な児童・生徒の学習支援にも役立つことが期待されており、文部科学省の2012年の調査によると、発達障害の可能性があるとされた児童・生徒の割合は6.5%で、なかでも「ディスレクシア」という読み書きに困難さを抱えている児童・生徒への対応が求められています。

共生社会の実現に向けて、障害のあるなしに関わらず、同じ教室内で学ぶ権利を保障できる環境を整えていくことが重要です。

読み書き障害は、たとえば漢字を覚えるとき、いくら繰り返し練習しても書けませんが、PCで文字入力をする環境があれば、漢字を記すことができます。

また、読むことに時間がかかり、間違えることも多く、読むだけで疲れてしまう児童・生徒への支援として、パソコンやタブレット等の端末を活用して学習する、音声教材というものがあります。

文科省では、調査研究をボランティア団体等に委託しており、読み書きが困難な児童生徒に無償提供しています。小学校用音声教材は2015年に全国の教科書センターに送られ、2017年には、「マルチメディアデイジー教科書」、「アクセスリーディング」、「音声教材BEAM」という、中学校用の3種類の音声教材サンプルを教育委員会に送付し、その普及推進を図っていました。音声教材の活用いついて、また、パソコン環境の整備について質問しました。

そして最後に、文字について「明朝体」だと目に刺さった感じがしたり、読むことに疲れると言われています。すべての児童・生徒にとって伝わりやすくなることが実証されている「ユニバーサルデザインフォント」の導入についての質問をしました。

※教育の現場で教職員が作成した印刷物や、パソコンの画面で目にする文字が、形がわかりやすく読み間違えにくいユニバーサルデザインフォントを導入することで、全体の学習意欲と学力の向上にもつながっているというデータもあります。