葛西消防署視察報告
今年度は、消防団運営委員会に所属しています。
2020年に開設20周年となった葛西消防署を、本西みつえさんとよぎさんの3人で視察しました。
東京都内の消防署の中で、80番目に設置された消防署です。区内の消防署の中では、3番目に作られました。
開催消防署の職員数は、202名(男性186名、女性16名)。
葛西消防団の団員数は、226名(男性184名、女性42名)。
(2020年2月8日現在)女性は8%ですね。消防団は、2割弱くらいです。まだまだ少ないですね。
葛西消防署の消防団は、8分団と少年消防団がありました。ここも、少年とありますが男女ともの入れます。
消防団は、人数に男女比には差がありますが、仕事内容など、待遇などは平等だそうです。この時に所内を案内をしてくださった警防課長は、女性の方でした。
消防署の仕事は、「消防活動」が主ですが、ほかに「救援活動」「人命救助」「災害支援」「防災」なども含まれます。最近では、大型台風の局地型の大雨などもあり、水害に対する防災活動にも大きな役割を担っています。2019年の大型台風19号の到来には、江戸川区は初めて避難勧告を出し、避難所を開設したことが記憶に新しいところです。
この日は、特に水害の時の消防団の動きを伺いました。
特別区消防団の制度
<消防団の現場活動の根拠>
1.消防組織法 第18条第3項
消防本部を置く市町村においては、消防長または、消防署長の所管のもとにこうどうするものとし、消防長または、消防署長の命令があるときは、その区域外においても行動することができる。
2.特別区消防団の災害に関する規定
第1条 この規定は、特別区消防団の災害に対する活動の基準、その他必要な事項を定
めることにより、特別区消防団庁を通じて、団の活動能力を十分に発揮させることを目的とする。
3特別区消防団災害活動基準
第1条 災害活動は、署隊本部または指揮本部の下、指揮系統の一元化を図り、団の保有する装備資器材を十分に活用し、消防署隊との連携による人命救助活動及び被害の軽減をはかることを目的とする。
第17条(1) 署隊本部のもと壇本部を設置する。
<水害時における周防防弾の活動体制(特別区)>
署隊本部→消防団本部→分団本部→参集団員 消火班、監視警戒班、
情報収集班、避難誘導班、水防工法班、支援班
<水災時における参集(23区内消防団)>
水防第1非常配備態勢
:出場の準備や情報の収集を実施。この時点では消防団員の動員はなし
水防第2非常配備態勢
:全消防団員の3分の1以内の人員を動員して、水防活動を実施。
水防第3非情配備態勢
:第2非常配備の人員を含めて全消防団員の2分の1の人員を動員して、水防活動を実施
水防第4非常配備態勢
:全消防団員を動員して水防活動を実施
消防団は、準公務員という扱いとなり、出動にあたっては報酬もありますが、基本はボランティアです。日ごろの地域の夜回りなども行っており、共助の最たるものだと思います。様々に協力していきたいと思いました。