生理の貧困?貧困?ナプキンが買えない?

NHK「クローズアップ現在」で、生理用品を替えない若い女性や保護者に買ってもらえない子どもたちについての「生理の貧困」という番組がありました。

NHK:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210406/k10012958121000.html

yahooNEWS:https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20210407-00231438/

 

コロナ禍において、生理の時に必要な生理用品を買うことが出来ない少女たちがいることを、改めて知りました。

政府では、このたびのコロナ禍で金銭的な理由で生理用品を買えない「生理の貧困」が問題になっていることを受けて、生理用品の無料配布も加えて2020年度の予備予算から約13億5000万円を充てることを決めました。

東京都では、災害用の備蓄品の生理用品の入れ替え分を配ることを決め、手上げ方式で自治体から募りました。江戸川区も手を挙げて、生理用品の入手困難が状況にある女性への緊急対策として配布しましたが、取りに来てくださる方が少なかったため、改めて現在も困りごと相談室で配布期間を延長して行っています。

https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e045/kenko/fukushikaigo/info/kinkyuutaisakuencyo.html

今回改めて用意したカードは、下のように模様だけになりました。 印刷してお持ちください。
      恥ずかしくないです!受け取りに行ってください。
女性が、毎月必要な生理用品も思うように買えない時代って、どういうことなのでしょうか。収入が低い。買い物の優先順位が低い。など、理由はあるともいますが、自分ではどうにもならないことで不自由、不便、差別などを受ける社会であってはならないと思います。
SDGsの中でも、ジェンダー平等が、なぜ一番先に問題視されているのかといえば、これまでの社会は、男性社会であり、男性優位に社会が成り立っているからです。もちろん日本は、後進国といわれる国とは違い、男女ともに義務教育をうけ、その上の学校にも行けて好きなこともできますが、家庭内の慣習には未だに男女差別があり、「男の子なんだから」「女の子なんだから」と別々の規制がなされていたりするのが現状です。
ジェンダー平等社会への道のりは、まだまだ遠いと思いますが、様々な角度から少しずつでも進むように提案していきたいと思います。
~~江戸川区避難所~~
2019年に避難所の備蓄項目に生理用品が入り、3年間で全校に備蓄されるように計画をしました。当初備蓄された生理用品は、保存期間が3年間のものでしたので、保存期間が残るうちにと最初に備蓄された学校は、ローリングストックの入れ替えを行い、これまでの保存分をそれぞれの学校に配りました。次に納入された生理用品は、保存期間が10年間の物となりました。今年中に、全ての学校に備蓄されます。