2024年に思うこと 日本は「平和ぼけ」している?

昨年人気のドラマでは、「日本は平和ボケしている」というセリフがありました。

日本国民に向けられた皮肉であったとしても、「平和ぼけ」してなにが悪いでしょうか。

地球上では、領土の拡大のために、資源の確保のためなどの争奪戦が繰り広げられている。当たり前のように争奪戦が繰り広げられ、武器やお金、人命さえも取引されている。そんなことも考えずに無駄にエネルギーを使っている。「平和ボケ」ということばに内在される意味は、警告も含めたくさんのことが考えられますが、平和な環境にいること自体を当たり前と感じることは悪いことではないと思います。

 

2022年から始まっているロシアのウクライナ侵攻は、いまだ続いています。

そして2023年には、イスラエルのガザ侵攻も悲惨さを増しています。

戦争や紛争でも日々の暴力でも、犠牲になるのは、常に力の弱い人たちです。

私たちは、どんな人たちとも支え合って社会を作っていきたいと考えていますが、それを一瞬にして壊してしまうのが暴力です。戦後78年を経て戦争体験者は、戦争の恐ろしさ、悲惨さ、苦しさを知っているからこそ戦争をしないようにと、決して思い出したくない戦争体験を身を切る思いで証言してくださっているのだと思います。

日本の2022年度防衛費は5兆4000億円。2023年度は6兆7880億円。年々増大しています。

なぜ日本が防衛費を増やす必要があるのか。

米軍は、自国の米国を守るために日本に駐在しています。戦争を呼び寄せているかのようです。墜落の多いオスプレイは、諸経費も含まれているようですが、1機100億円といわれています。これを17機アメリカから購入し、沖縄の離島には、自衛隊の設備を配備を増やしています。

そして次は、日本製の武器も日本から輸出できるようにしようとしています。

地球上で唯一原爆を落とされた国だからこそ9条があり、世界に平和を訴えないといけない日本であるのに、戦争に向かっていくことは許されません。

子どもたちには、平和で、希望が持てて、明るい未来を歩んでほしいと考えます。そのためには、社会が平和な状態でないと子どもたちが自分の思う通りの人生を歩めません。私たち大人は、今ある平和を守っていく責任があると思います

これからも「暴力では何も解決はしない」「戦争反対」「武力ではなく、対話でしか平和は守れない」とプラカードを持ち、様々な形で平和を求め、訴えていきたいと思います。

 

即時停戦を求めます。

「スイカの赤は、パレスチナの色」

スイカの赤は、パレスチナの国旗の赤を示しています。

 

 

スイカの赤は、パレスチナの旗の色

国旗を示せないため、市民は、スイカの赤を使うことで、集会やデモの時に応援のメッセージとして送っています。