江戸川清掃工場 予定通り2028年工事完了
江戸川清掃工場建替え工事進捗状況報告
江戸川清掃工場の建て替えは、2020年から始まっています。
現在は、解体と土台作りが終わり上物の建設に入っており、煙突も日に日に高くなっていきます。
昨年までは、白い建屋(巨大なテントのようなもの)に覆われ、騒音や振動、粉塵の被害が及ばないように建屋の中で日本に何台もないという大型の重機が動いていました。また、外の煙突は作業室が天辺に据えられ、遠目では金づちのようにも見えて、日に日に低くなっていくのを楽しく見ていました。
昨年後半には建屋が外され数カ月した現在では、バンカ(運んできたごみを集めておく場所)等の地下の設備もできてきて、いよいよ地上の見える部分の建設に取り掛かり始めました。
焼却能力は、これまでと同じ600t(300t×2)です。これまで100mだった煙突は、150mになります。これからにょきにょきと伸びていくと、遠くからも見れるようになると思います。
発電性能は、蒸気タービン発電が約21,000kw、太陽光発電が約90kw
、合計約21,090kw(約59,000世帯分)となります。
工事中の被害については、目立った被害は聞いていませんが、定期的に開かれる「江戸川区清掃工場立替協議会」では、「振動が気になる」という声がありました。その振動による家屋への影響が心配になりました。事前の家屋調査がどのように行われたのか、確認したいと思いました。
また、先日には途中経過の見学会がありました。親子連れなど200名近くが訪れ、ヘルメットをかぶって概要のVTRを見たのち、建設途中の工場をぐるりと見て回りました。
参加者には、敷地内で伐採した樹木から作った「携帯立て」が配られました。単に樹木を伐採してごみとして燃やしてしまうのではなく、ひと手間工夫して、使うものに加工して記念品にするのはいいアイデアだと思いました。
(樹木は、伐採した本数は植えなおす聞いています)
完成予定は2年後の2028年9月の予定です。安全対策などまだまだウォッチしていきます。