2020年 謹賀新年

2020年 あけましておめでとうございます

本年も皆さまにとって素晴らしい年となりますようお祈り申し上げます

今年は、4月に江戸川区にも「児童相談所」が開設されます。 そして、それを機に「子どもの権利条例」が制定されることになりました。 今は、課題を抱えている江戸川区の子どもたちは、江東区にある東京都の児童相談所に行っています。 江東児童相談所に来ている子どもたちの7割が、江戸川区の子どもたちです。 職員を130名程度確保して、江戸川区児童相談所の開設に向けて用意をしています。子どもたちへの対応、またその周りの人たちとの連携をどのようにとっていくのか、今後もチェックをしていきたいと思います。

「子どもの権利条例」についても、どのように制定されていくのか、そして制定後は掲げるだけではなく、職員が子どもの権利をどのように理解し子どもたちへの対応にあたるのか、学校や保護者、一般区民への子どもの権利についての周知など、注視しながらすべての市民の心に「子どもの権利」が刻まれるように伝えていきたいと思います。

 

また、昨年には水害での避難勧告が発令され、不安な一夜となりましたが、幸い被害が少なくてすみました。江戸川・生活者ネットワークでは、みなさんに台風のときの避難状況についてのアンケートをとりました。

「高齢の母だけでもと思い、避難所に連れて行ったが、1人で不安にさせてしまった」、「窓にテープを貼ろうと思って買いにいったら養生テープはすっかりなくなっていた」「食べ物も夕方には何も売ってなかった」「車いすでは、無理だと思って避難はしなかった」「家が心配で出れなかった」などの声もありました。マンションの多い葛西地区では、防災無線が聞き取りにくかったり、避難したものの避難所の対応が不親切であったり、避難物資の配布やペットと一緒の避難についても、避難所によって違いがありました。

地球温暖化による台風や大雨は、これまで以上に拡大し関東地方や東北地方にも影響を及ぼすようになってきました。 今年も、いつまた災害が起こるかわかりません。 地震の場合、水害の場合、火事など、それぞれに対応できるように準備が必要であることを、改めて実感した方も多かったことと思います。各自の準備も必要ですが、行政として「何ができるのか」「できないことは何か」を一つでも多く見極めて、今後の対応について質していきたいと思います。

今年も、たくさんの方とお話しをして意見を聞いて、暮らしやすい江戸川区にするために、活動していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。