2020年江戸川区第1回定例会一般質問 ①気候非常事態宣言について

2020年江戸川区第1回定例会 一般質問では、

①「気候非常事態宣言」についてと、②「子どもを守るための質問」をしました。

 

「気候非常事態宣言」について

 幸いにも、大きな被害はありませんでしたが、昨年10月の台風19号の接近し、江戸川区では災害対策本部が設置され、避難勧告が発令されました。 毎日の暮らしの中で、気候の変動を肌身に感じ、大型台風や集中豪雨が毎年のように多発するのではないかと心配しています。

昨年は、気候変動がもたらす被害に危機感を持った若者たちが「グローバル気候マーチ」を新宿で開催し、気候変動対策や「気候変動に対する非常事態宣言」を、東京都に求めてアピールしました。そして世界では、12月に、スペインのマドリードで行われたCOP25(気候変動枠組条約第25回締約国会議)で、ドイツの環境NGOジャーマンウォッチが「気象災害で2018年の最大の被害国は日本だ」と公表しました。

日本政府は、気候変動適応法を12月1日に施行し、東京都は、今年1月に「ゼロエミッション東京戦略」を策定し、その中で「気候非常事態」の表現を超えて「気候危機行動宣言」を打ち出し、共に、気候危機に立ち向かう行動を進めていこう!と全ての都民に共感と協働を呼びかけています。

気候変動は人為的な活動による地球温暖化が原因とされており、持続可能な地域社会への流れを保つことや、省エネ・節電の普及や再生可能エネルギーへの転換が必要です。区民一人ひとりの気候変動に対する「気づき」が、節電や省エネなど身の回りでできることを行うために大変重要になっています。

自分に「何ができるのか」と考えている方々の自発的な行動を促すためにも、気候変動対策を区政の最優先課題として広く問題解決の重要性を訴え、区民とともに具体的な「命を守るための対策」を実行していくことが大変意味のあることだと思い、「気候非常事態宣言」を行うことを求めました。