2023年 東京・生活者ネットワーク 新春の集い

2023年 統一地方選挙に向けて、東京・生活者ネットワークからは、区議会・市議会合わせて34人の候補者が決定しました。

江戸川・生活者ネットワークからは、「本西みつえ」と「伊藤ひとみ」が挑戦します。

 

基調講演は、「参加型デモクラシーある社会を目指して」と題して、NO YOUTH NO JAPANの代表理事の能條桃子さんでした。

大学生の時に能條さんのお友達のお母様が神奈川ネットワーク運動から出馬され、そのお手伝いをしたことから政治に関心を持つようになるが、日本の政治をタブー視する友人たちとのギャップを埋められなくなり、ギャップを埋めるために投票率80%のデンマークに留学されたそうです。

デンマークの選挙は、町中にテント小屋をつくり、候補者と市民が話すこと、政策討論会がいたるところで行われ、政治家に任せておくのではなく、みんなで考える仕組みと文化がある。そういった中で、2019年には女性の首相(メンテさん)がうまれた。

デンマークの教育は、「民主主義のなり手をつくること」が中心にあり、学校の教科書には、デモのやり方、政党の作り方なども書かれている。日本のように仕事ができる人を育てる教育とは、大違い!参加型のデモクラシーであり、みんなで政治や社会に参加する生活様式としての民主主義となっている。私たちの社会:パブリック(公共)を大事にすること=生活していくこと。

日本の政治の問題点:①長期的な視点の欠如:財政の分配、監視が出来ていない。政治家と生活者が遠い。②不健康・風通しが悪い:思った以上に政治家は、今の社会に満足している。声を上げても変えられると思えない。スピード感もない。③女性の国会議員が1946年女性参政権が認められて以来増えていない。

課題が山積みであるのに、会議の場には当事者がいない。不平等が見えていない:見えないようにされている。民主主義の担い手をつくることと、自分の能力を上げることは違う!

などのお話でした。

能條さんたちのような、若者の声が反映される社会にしたいです。