2020年 江戸川区第4回定例会 「ごみの削減について」
2020年江戸川区第4回定例会は
「ごみの削減について」をテーマにしました。
9月から始めた「政策ゼミ」の集大成として、「プラスチックごみの削減について」と「食品ロスについて」の質問をしました。
~~プラスチックごみの削減について~~
私たちの生活の中にあるプラスチック製品は、大変便利なものであると同時に、海洋汚染の原因ともなり、近年世界中で問題になっています。
レジ袋などプラスチック製品は、分別が正しく行われなかったり、ポイ捨てされたり、分別しても風に飛ばされてしまうこともあり、結果的に環境汚染を引き起こしています。
今年7月には、プラスチック製品の象徴であるレジ袋が原則有料化されました。
私たちが毎年大手スーパーで行っている「レジ袋辞退率調査」では、昨年は27%だった辞退率が、今年7月以降は、73%に増加しています。
使い捨てのライフスタイルを見直す時期に来ています。
政策ゼミでは、ワンウェイプラスチックの使用を中止することが急務であると考え、「プラスチックごみゼロ宣言」を行うことやプラスチックごみの削減に特化した検討会の設置、清掃活動を見える化するアプリの活用、若者の感性で作られる動画コンテストなどを提案しました。
また、江戸川区には「Edogawaごみダイエットプラン」があり、3R(リデュース、リユース、リサイクル)を提唱しています。
資源ごみの削減は、2021年度までに30%が目標ですが、ごみから資源への分別の徹底や、ごみ削減がなかなか進んでいないのが現状です。江戸川区の現状と対策について質問しました。
~~食品ロスをゼロに~~
本来食べられるのに捨てられている食品を「食品ロス」と言います。2019年度の「江戸川区家庭ごみ組成分析調査報告書」を見ると、可燃ごみの中の約32%が生ごみで、そのうち未利用品と使い残しを合わせると約20%にもなります。「食品ロス」は、家庭からだけでなく。外食産業、食品製造業やコンビニ、スーパーなどの小売業からも出されています。
「食品ロス」をなくすために「フードバンク(企業や農家から食べられるのに余っている食品を寄贈してもらい、必要としている人に届ける活動や団体)」と「フードドライブ(家庭で余っている食べ物を持ち寄り集めて、地域の福祉団体やフードバンク等へ寄付すること)」があります。どちらも必要とする家庭に提供することは同じです。
区内全域で行えるようにすることやだれもがわかるようにすること、仕組みについての提案をしました。